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大きさは29×29×13mm。画像左の従来品「PalmSecureセンサーV2」と比較すると、厚さは半分以下、体積比は約3分の1と大幅に小型化された(撮影:防犯システム取材班)
富士通と富士通フロンテックは、16日まで東京ビッグサイトで開催されている「第18回自動認識総合展」にて、機器組込み向けのセンサーである「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-F Pro(パームセキュア エフプロ)」および「FUJITSU 生体認証 手のひら静脈認証ボード」の展示を行った。
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機器組込み向けのセンサー「PalmSecure-F Pro」。手のひら静脈認証は高精度で偽造が難しく、認証精度も高いという特徴がある(撮影:防犯システム取材班))
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「手のひら静脈認証ボード」はボードにソフトが組込まれており、複合機など従来適用が難しかった組込み系OSを搭載する機器でも適用が可能になった(撮影:防犯システム取材班)
「PalmSecure-F Pro」は従来品に比べ厚さは半分以下となる13mm、体積比は約3分の1という小型化を実現した認証センサー。認証時の操作性や環境耐性を向上させつつも、よりコンパクトな機器への組み込みが可能になった。
「手のひら静脈認証ボード」はICカードサイズのコンパクトな制御ボード。ボード上のファームウェアが撮影・登録・認証などの処理を行うため、WindowsやLinuxの動作環境が不要となり、複合機などの組込み系OSを搭載する機器でも静脈認証システムを導入することができる。
ボード上に静脈データを格納するスタンドアロン版に加え、PCログオンソフトウェア「PalmSecure LOGONDIRECTOR」と連携可能なサーバ版も提供。認証を必要とする組込み機器からもサーバに収集した登録データを利用できるため、様々な機器の認証を手のひら静脈認証に統合することが可能だ。
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ブースでのデモ展示の様子。複合機の認証を手のひら静脈認証で行うところ(撮影:防犯システム取材班)
ブースではその一例として、複合機の認証を手のひら静脈認証で行うデモ展示が行われていた。情報漏洩対策として複合機にICカード認証を導入する企業が増えているが、PCログオンは生体認証、複合機はカード認証となると不便も多い。これらを手のひら静脈認証で統一することで、高いセキュリティと利便性を両立することができるとのことだった。
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PCログオンと複合機の認証を統合することで、高いセキュリティと利便性を両立することができる(撮影:防犯システム取材班)(撮影:防犯システム取材班)
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