ゼンリンは、愛知県名古屋市と「災害時における地図製品等の供給等に関する協定」を締結したことを発表した。同社が同様の協定を締結するのは愛知県内で39番目となる。 同協定は、自治体とゼンリンが平時から連携することで災害発生時に即座に住宅地図を利用できる環境の構築や、災害対応に役立つ実用性の高い地図を創出し、安全・安心に貢献することを目的としたもの。 市役所及び各区役所に住宅地図帳と広域図を貸与するほか、住宅地図ネット配信サービス「ZNET TOWN」のIDを市役所及び各区役所に提供。また災害時における住宅地図の複製利用も許諾する。各地図を防災訓練等で活用するとともに、災害発生時に即時に住宅地図を利用できる環境を構築する。 名古屋市は東海地震や南海トラフ巨大地震など、大規模な地震災害に対する防災・減災対策を強化している。今回の協定締結には、災害への備えをより強化するとともに、地図製作に係るノウハウや技術を活かして名古屋市の防災・減災の対応をさらに強化したいという狙いがある。