アクシスコミュニケーションズ(アクシス)は7月28日、同社のPTZカメラの中で上位モデルとなる「AXIS Q60 PTZドームネットワークカメラシリーズ」に、新たに6機種を追加したことを発表した。 今回新しく追加されたのは「AXIS Q6052/AXIS Q6052E」「AXIS Q6054/AXIS Q6054E」「AXIS Q6055/AXIS Q6055E」の6機種で、それぞれ「屋内モデル/屋外モデル」となる。 「AXIS Q6052/AXIS Q6052E」「AXIS Q6054/AXIS Q6054E」の4機種には、光条件の厳しい環境でもあらかじめ設定したエリアに対してすぐにフォーカスを合わせることができる「フォーカスリコール」機能を搭載。例えば強いヘッドライトが次々とやってくる道路のような、コントラストが低く一点から光が差すような場所での撮影に適している。 「AXIS Q6055/AXIS Q6055E」には、複数の映像分析アプリケーションを搭載。映像を自動的にモニタリングして効率的な運営や犯罪の防止に役立てることができるほか、他のシステムと映像データを統合したり、サードパーティ製のアプリケーションとの連携も可能だ。 帯域幅とストレージ使用量を平均50%削減するZipstreamテクノロジー、デイナイト機能、明暗差が大きい環境に対応するWDR(ワイドダイナミックレンジ)機能はすべてのモデルに搭載。また屋内モデルはIP52準拠の防塵・防滴性能を、屋外モデルはIP66およびNEMA 4X準拠の防塵・防水性能とIK10等級の耐衝撃性能を備えている。 想定される利用シーンは交通、空港、駅、港湾、倉庫、屋内外のアリーナやスタジアムなど。最大解像度は「AXIS Q6052/AXIS Q6052E」がD1(720×576または480)、「AXIS Q6054/AXIS Q6054E」が720p(1280×720)、「AXIS Q6055/AXIS Q6055E」が1080p(1920×1080)となっている。