アクシスコミュニケーションズ(アクシス)は19日、1/2インチセンサーと独自のリモートパン・チルト・ロール・ズーム(PTRZ)機能を搭載した「AXIS Q36シリーズ」の固定ドーム型のネットワークカメラ「AXIS Q3615-VE」と「AXIS Q3617-VE」を発表した。 独自のリモートPTRZ機能により柔軟な撮影が可能になるため、これまでは画角調整などのために費やされた設置にかかる時間を大幅に削減。また、周囲の状況の変化に応じてカメラを再設定する場合にも、ネットワーク上で設定作業ができるので、現地に赴いての再設定が必要となる場面なども減らすことができる。 両モデルともに、帯域幅とストレージ使用量を平均50%削減するZipstream、低照度環境でもカラー撮影が可能なLightfinder、明暗差が大きい環境に対応するワイドダイナミックレンジ(WDR)-フォレンジックキャプチャーといったアクシスのテクノロジーを搭載。 また電子動体ブレ補正、IK10等級の耐衝撃性能、防水・防塵機能、衝撃検知機能を備えており、厳しい環境下での使用にも適している。 最大解像度は「AXIS Q3615-VE」が1,920x1,200、「AXIS Q3617-VE」が3,072x2,048。「AXIS Q3615-VE」はHDTV1080p解像度でWDR作動時は30fps、WDR非作動時は60fpsで撮影が可能。「AXIS Q3617-VE」はQuad HDもしくは4メガピクセルでWDR作動時に30fps、6メガピクセルでWDR非作動時に20fpsまでとなっている。 出荷開始時期は7月下旬を予定している。