NECは13日、ウェアラブルグラスを用いて、作業者の腕を仮想キーボード化し、非接触での操作を実現する「ARmKeypad Air(アームキーパッド・エアー)」を開発したと発表している。■前作との違い 同社は昨年5月、「ARmKeypad(アームキーパッド)」を開発して話題となったが、今回の技術は"触れずに"操作が可能。 ウェアラブルグラスと画像認識技術によって、非接触で仮想キーボードの高速・高精度なスライド操作ができるようになっている。 企業ロゴやQRコードのついた手元を画像認識することで、すぐに仮想キーボードが出現し、入力操作にうつることもできる。デバイスを取り出す、手に持つといった動作が必要ない点は、産業用途として喜ばれそうだ。■「ARmKeypad Air」の活用想定 NECは、「ARmKeypad Air」について、もの・衣服に直接触れられない医療現場や製造現場での導入を目指しているが、将来的には、警備、流通など、ハンズフリーの作業が必要となる業種・業務の効率化にも貢献していきたいとしている。