格安SIMの台頭に対し、大手キャリアは、制限がある代わりに安くなるプラン、長期契約でポイント還元されるプランなど、新たな施策を今年に入り打ち出している。一方で、ユーザーの7割以上が「意味なし」「魅力なし」と感じていることが明らかとなった。 ジャストシステムでは、スマートフォンを所有する20~60代の男女1,077名を対象に、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用し『スマートフォンの新しい料金プランに関する実態調査』を実施。データ通信量などの制限がある代わりに月額料金が安くなるプラン、複数年に渡って長期契約することで「ポイント還元」などのメリットを受けられるプラン、そして、月々の料金に数百円を追加することで、2年契約満了後は契約解除料なしで解約できるプランといった「新料金プラン」について聞いたものだ。 それによると、こうした「新料金プラン」を知っていたのは全体の31%(339人)ほど。それらの人のうち、データ通信量などの制限がある代わりに月額料金が安くなるプランについて、73.0%の人が「一部の人しか低価格の恩恵が受けられないようなプランはあまり意味がない」と回答した。「データ容量や無料通話時間が少なく、実用的でないと思う」も64.3%と、過半数を超えていた。「格安SIMを利用した方が、使い勝手は変わらず、より安く利用できると思う」63.5%も高く、総じて不評だといえる。 同様に、複数年に渡って長期契約することで「ポイント還元」などのメリットを受けられる新料金プランについては、「長期契約というのなら、今までの契約期間も計上した上で、適用してほしいと思う」83.2%というユーザーの声が圧倒的だ。「長期契約した後に料金が安くなるのではなく、まず今の料金を安くしてほしいと思う」77.0%、「長期契約の対象期間のわりに、 還元されるポイントなどが少なく魅力を感じられない」74.6%と、こちらもユーザーに響いていないことが分かる。 さらに、2年縛りへの対応策として、“月々の料金に数百円を追加することで、2年契約満了後は契約解除料なしで解約できる”という新プランが各社から発表されたが、これに対しても「追加料金を支払わなければならないのは納得できない」という人が81.5%と大半だった。 一方で、「格安SIMに興味がない」という層も存在し、これらの人たちは、「大手キャリアの方がなんとなく信頼性がある」46.6%、 「通信速度や通話品質に不安がある」39.5%、 「移行や手続きが面倒くさそう」38.1%といった回答も目立つ。現状に不満はあるが、結局は深く考えたり調べたりせず、漠然と使い続けている人が多そうだ。
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