近年、みまもり用途や子供の防犯目的で、BLE(Bluetooth Low Energy)やWi-SUNなどをはじめとしたタグやビーコンを活用する位置情報サービスを多くの会社が提供し始めている。 しかし、位置情報サービスで扱われる個人情報に対しては、技術と知識があれば。第三者でも個人を特定できてしまう危険性もある。 幕張メッセで開催されていた「Interop Tokyo2016」に出展していたスター精密は、そうした課題に対して個人の特定を困難とする「セキュアビーコン」の展示を行っていた。 通常、BLEベースのビーコンをランドセルなどに取り付ける防犯位置情報サービスでは、ビーコンからの信号は暗号化されているものの、行動パターンが画一化された人物に対して特定の時間と位置からBluetooth信号を傍受し続けることで、信号から個人を類推できてしまう可能性がある。 サービス提供者にとって利便性が高い汎用技術も、確実なセキュリティ対策を行わないと、本来の目的とは真逆の使われ方をされる危険性を孕んでいるわけだ。 「セキュアビーコン」は、信号発信の際に、毎回異なる暗号化データを送信することで、特定の受信側とのセキュリティを確立している。そのため個人の特定やなりすましを防止することができ、信頼性の高いみまもりや、防犯目的での利用に適している。 また、同社ではBLEだけでなくEnOceanにも対応した「振動発信ビーコン」も展示。 バッテリーを必要とせず、人の歩く振動やキャスターの回転、呼び出し鈴のような形状で引っ張られることなどで発電を行い、電波を発信するというビーコンだ。 電池交換も不要でメンテナンスフリーのため、人の行動監視や台車やカゴなどの位置情報検出などに適している。 同社では、シューズやベルトクリップなどに取り付け可能な大きさの振動発電ビーコンを、夏頃には量産開始する予定とのこと。
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