ソネットが1月より発売を開始した「0 SIM」。もともとは、雑誌『デジモノステーション』の2016年2月号の付録「SIMスペシャルスターターパック」(データ通信のみ)として登場したが、データ+SMSプラン、データ+音声プランの3種類をラインアップし、常時購入可能となった。 「0 SIM」の通信料金は、データ専用プランであれば、500MB未満は無料(新規契約手数料が初回のみ別途必要)。500MB以降100MBごとに100円(税抜)の従量加算となり、1,600円(2GB)が上限となっている。当初は1000円台だったデータ通信も、700円、500円、さらに300円と低価格化しているが、0 SIMは月ゼロ円での運用も可能。そのため“究極の最安プラン”として話題となり、ユーザーからも高評価を得ている。 現状これと同一のプランは他社からは登場していなかったが、ロケットモバイルおよびFREETELが3日、相次いで割引キャンペーンを発表。いずれも期間限定で約500円割引するものだが、ロケットモバイルの最安値プランは「神プラン」298円、FREETELの最安値プランは「データ専用1GB」499円のため、実質、ゼロ円での利用が可能になるという。 ロケットモバイルは、6月6日より「ロケットスタートキャンペーン~第二章」を開始。6月1~30日に神プラン、1Gプラン、3Gプラン、5Gプラン、7Gプランを申し込んだユーザーに対し、最大で6ヶ月間500円引きを行う。 またFREETELは6月3日より 全FREETEL SIMを対象に「最大1年間0円キャンペーン」 を開始。「スマホとSIMを同時購入で、1年間毎月1GBデータ通信料が0円」「SIM単品購入で、6ヶ月間毎月1GBデータ通信料0円」で提供する。割引額としては厳密には499円となる。料金プランは「定額プラン」および「使った分だけ安心プラン」いずれもキャンペーン対象。キャンペーン終了日は未定だ。 「ゼロ円携帯」は総務省の指導によりなくなってしまったが、新たに生まれた「ゼロ円SIM」の流れは、今後要注目だ。