Sierra Blair-Coyleさんは、ジュニア全米選手権優勝2回、プロ歴8年の22歳。美貌を生かしてモデルとしても活躍するプロのクライマーだ。その長いキャリアのなかでも、掃除機を装備して高層ビルを登るのは初めてのチャレンジ。ビルの屋上から彼女が下界を見下ろすと、凡人には足がすくむような高さ。
バッテリー駆動の掃除機を2台背負い、ホース先端に黒い大きな吸盤を付け、高層ビルのガラス面に吸い付けながら登っていく。掃除機や装備全体、彼女の体重を合わせておよそ70キロの重さを支える吸引力を確保しながら、吸盤のひとつを上に動かすたびに、バキュームをオフにしなくてはならない。
万一のために命綱が付けられているが、足がかりは吸盤とつないだストラップのみ。完全に垂直なビルのガラス面を登るのは、見ているだけでもしんどそうだが、30分で見事登頂成功!掃除機の宣伝のために、こんな美人にそこまでやらせるメーカーの本気が熱い。家電ひとつ売るにも、ありきたりでは生き残れないご時世か?