三菱電機は、東京ビッグサイトで13日まで開催されていた「第8回 データセンター展 春」にて、低照度撮影に対応した監視カメラ「MELOOK 3(メルックスリー)」シリーズと、入退室管理システム「MELSAFETY」(メルセーフティー)の指透過認証装置を連動させたデモ展示を行った。 今回の展示では、入退室管理と映像監視の融合をコンセプトにしており、データセンターへの設置を想定して、入退室に関わる認証を行うと、出入り口付近の監視カメラがとらえた映像から、認証前後の様子を抜き出して、ログ化する様子を紹介していた(監視カメラは基本的にレコーダーに常時録画をしているので認証前後の映像を抜き出すことができる)。 ソリューションに組み込まれる監視カメラ「MELOOK 3(メルックスリー)」シリーズは、固定型(HDモデル「NC-7000」/フルHDモデル「NC-7200」)、ドーム型(HDモデル「NC-7600」/フルHDモデル「NC-7620」)、屋外固定型(HDモデル「NC-7800」/フルHDモデル「NC-7820」)の3タイプ6種類あり、いずれも最低被写体照度は0.03ルクス、さらに16倍の電子増感を使うことで0.002ルクスでのカラー撮影も可能な点が大きな特徴となる。 また、入退室管理に使われる指透過認証装置「OPT-TP2」には、真皮層から表皮にかけてある指紋パターンを認証に使う三菱電機独自の生体認証方式を採用しており、一般的な指紋と異なり、内部の指紋パターンを使うため、指表面がふやけていたり、乾燥していてもしっかりと認識できるという。 今回はデータセンター向けのセキュリティソリューションだったが、ビルや施設をまるごとカバーするようなセキュリティシステムの構築も可能だという。