東京ビッグサイトで開催された「Japan IT Week 春 2015」内の「データセンター構築運用展 春」に出展していた三菱電機は、同社の監視カメラシステムと生体認証システムを組み合わせたデータセンター向けのセキュリティソリューションの展示を行った。 今回展示されていたソリューションを構成するのは、入退管理システム「MELSAFETY-Px」、監視カメラシステム「MELOOK-DG2(「2」はローマ数字表記)」、ネットワークカメラ用録画・配信サーバー「ネカ録」。 まず入退管理システム「MELSAFETY-Px」から見ていくと、認証端末には「指透過認証装置2(「2」はローマ数字表記)」を展示。指の表層的な指紋ではなく、真皮層の指紋パターンで認証するシステムで、指の表面が乾燥していたり、ふやけていても精度の高い認証が行える。指紋の読み取り部も非接触式なので、汚れに強く精度の高い、スムーズで確実な認証が行える。また、生体認証なので、「なりすまし」も防げる。 次に監視カメラシステム「MELOOK-DG2(「2」はローマ数字表記)」を見ていくと、暗所や逆光に強いボックス型のネットワーク固定カメラ「NC-6100」、ドーム型の「NC-6700」、旋回型ネットワークカメラ「NC-6500」の3製品を展示。「指透過認証装置2(「2」はローマ数字表記)」と連動させて、正しく認証されなかった時にはカメラがズーミングしたり、アラームを上げることが可能だ。 そして撮影した映像の録画や管理には、「ネカ録」シリーズの中でも、48テラバイトの大容量HDDを3Uサイズに搭載でき、最大64台のカメラを接続・管理できる「NS-5800」を展示。高いセキュリティが求められるデータセンターの監視では、何らかのトラブルが発生した時でも運用可能な冗長性が求められるため、「NS-5800」にはRAID6、ホットスワップ対応、さらには二重化による冗長電源が搭載されている。 これら3種類の製品を組み合わせることで、データセンター、サーバールームの入退室から、内部の常時監視まで高いレベルでのセキュリティを保つことができるとのこと。■ダイソン掃除機やiPad miniが当たる!読者アンケートを実施中