日本電信電話(NTT)は13日、2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)の決算を発表した。 営業収益は11兆5409億9700万円(前年比4.0%増)、営業利益は1兆3481億4900万円(前年比24.3%増)、税引前当期純利益は1兆3292億5900万円(前年比24.6%増)、同社に帰属する当期純利益は7377億3800万円(前年比42.4%増)の増収増益となった。 海外ビジネス、ネットワークサービスの収益力強化などが奏功し、営業収益・当期純利益は、ともに過去最高を記録。営業収益は、6期連続増収となっている。また、営業利益が8期ぶりに1.3兆円台に回復するなど、好調をマークした。 具体的な数値で見ると、モバイル契約数は7,096万で純増437万、FTTH契約数は1,926万で純増54万となっている。そのうち「コラボ光」は469万(新規82万増、転用360万増)と、大きく躍進している。 一方で2017年3月期の予想については、為替影響により海外ビジネスの伸びが抑えられ、営業収益11兆4,500億円と、今期より低く見積もられている。