京浜急行電鉄(京急)は11日、平成28年度の鉄道事業における設備投資費・総額205億のうち約195億円を安全対策設備にあてる計画を発表した。 約195億円の内訳としては、まず防災・地震対策費用に約27億円を計上し、トンネル補修や橋梁補修、高架橋耐震補強工事、法面保護などを予定。 そのほかには、安全&快適性の向上を目的に新型車両「新1000形」を新造したり、車両更新に関して57億円、変電所や電気保安設備の更新&改良に39億円、駅舎の耐震補強工事などの駅改良工事に43億円など、各種設備投資が予定されている。 また、踏切の撤廃により渋滞の改善と安全性を高める連続立体交差化工事には8億円が計上されており、平成12年から継続していた京急蒲田駅付近の工事は、今年度中の事業完了が予定されている。