美味しいワインを手に入れたなら、最も美味しい飲み方で楽しみたい。では、最も美味しい飲み方とは? それは、ワインごとに異なると言われている”飲みごろの温度”で飲むことだ。例えば赤ワインの場合、飲み頃の適温は13~18度。それよりも低いと渋みが強く感じられ、逆に高温になるとフルーティさがなくなると言われている。でも一般家庭で、どうやってワインの温度を管理したら良いのだろうか。そんな悩みを解決してくれる製品が、いまクラウドファンディングで開発中だ。 「Kelvin」(ケルビン)はイギリス発のクリップ型デバイスで、ひとことで言うなら”ワインの温度計”といったところ。ワインボトルにKelvinを装着しBluetoothで専用アプリと繋ぐことで、ワインの温度がスマートフォンのアプリ上で確認可能となる。ワインが適温になったときにアラートで利用者に知らせる機能も実装されている。ちなみに適温情報が登録されているワインの銘柄は、実に100種類以上にのぼるという。Kelvinがあれば、ワインが冷えたかどうか、冷蔵庫に確認しにいく手間も、うっかりワインを冷やしすぎてしまう失敗もなくなり、いつでもワインを最適な温度で楽しむことができそうだ。 データベースには、100種以上のワインの推奨温度を5度から18度までで集約。一般的なリカーショップで扱われる、定番的な銘柄は大体を網羅しており、また推奨温度の情報以外にも、銘柄ごとのワインの特徴なども登録されているという。Kelvinは現在、実行者のアイディアに賛同する支援者を募集するプラットフォーム「Makuake」を通じて開発プロジェクトが進められている。
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