パナソニック、野村不動産が代表幹事となり運営されているTsunashima SST(サスティナブル・スマートタウン)協議会は28日、異業種協業のまちづくりに向けて、スマートシティとしての環境目標、安心・安全目標、景観や運営の規定などを「まちづくり構想書」としてまとめたことを発表した。 Tsunashima SSTは、神奈川県横浜市港北区綱島東のパナソニック事業所跡地に持続可能(サスティナブル)な街を開発するプロジェクト。CO2排出量の2005年度比40%削減や、太陽光発電や燃料電池などの新エネルギー利用率30%以上といった数値目標などを設定し、都市型スマートシティとしての街づくりを2018年のまちびらきに向けて推進していく。 ほかにも、災害時に3日間のライフライン確保を目標にしたり、街の主要出入り口に監視カメラを設置することで映像取得100%を目指したり、各種警報の発報から15分以内の駆けつけを実現させるといった防災や防犯に関わる目標値も設定されている。 横浜市は環境未来都市にふさわしい持続可能な魅力あるまちづくりを推進する立場から、本プロジェクトを支援し、綱島・日吉エリアのポテンシャルを生かしたまちづくりを積極的に推進していく。 Tsunashima SSTの所在地は神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目、敷地面積は約37,900平方メートル。まちびらきは2018年の予定。