興和光学は、同社で販売を行っている低照度環境下でもカラー撮影が可能な価格帯の異なる監視カメラ2製品の比較展示を「SECURITY SHOW 2016」にて実施した。 いずれもフルHDに対応した監視カメラで、最低被写体照度0.005lxでもカラー撮影が可能という点が共通した特徴となる。両製品の最大の違いは価格で、高価格帯の製品として使われたHD-SDIのカメラと低価格帯の製品として使われたネットワークカメラを比較した場合、約3倍の価格差があるという。今回の展示では、価格差による見え方の違いを来場者に実感してもらい、予算やニーズに合わせた製品を選んでもらおうという試みとのこと。 今回は、暗室環境に2台のカメラを設置し、その中で撮影した映像をブース前面に設置した2台のモニターを使って、リアルタイムの映像を表示していた。 他にも後付け&組み込みタイプの画像鮮明化装置も参考展示。従来品のレンズに後付けしたり、組み込むことで、霧やモヤの中でも鮮明な映像を得ることができるという。また、これまで1台100万円以上していた画像鮮明化装置と比べると1/5以下の価格設定な点も特徴となる。 同社ブースでは、実際に霧やモヤ環境を想定したレンズフィルターを利用して、画像鮮明化装置の効果を示す実演展示も実施されていた。