HACK JAPANホールディングスは、東京ビッグサイトで開催された「SECURITY SHOW 2016」において、IoTを活用したホームセキュリティサービス「SMART HOME」の参考展示を行った。 今回展示されたものは、インターホンとホームゲートウェイ、カメラ、センサーなどを組み合わせたシステムで、自宅内に設置したカメラやセンサーで得た情報を、スマートフォンやタブレットから確認できるというサービスとなる。 システムのベースとなるのはIoTで、監視カメラ、侵入センサー、火災報知器、ガス検知機を使った安全監視から、エアコンや照明、テレビやカーテン、電気&ガス&水道メーターの情報を集約することで、導入した家の住人と生活全体を見守る。 同サービスのコンセプトは「0円ホームセキュリティ」で、月額料金のかからないサービスモデルとなっており、同社の保坂社長によれば、現段階では初期導入費は必要となるが、今後は初期導入費を含めて完全「0円」を実現するビジネスモデルを予定しているという。 具体的には、「SMART HOME」の各種センサーなどで得た情報をもとにビッグデータ化し、ユーザーの生活パターンやニーズに合わせた広告をインターホンのモニターなどで配信。その広告収益で初期費用分もまかない、利用するユーザーは完全0円でホームセキュリティサービスを導入できるというビジネスモデルを構築していくのだという。 7月以降のサービスインを予定しており、初期導入費はおよそ15万円くらいから(センサー、カメラ、インターホン、ホームゲートウェイで構成)。ホームゲートウェイは、Z-WAVE、ZigBee、Wi-Fi、Bluetoothなど複数の無線通信規格に対応する。