三星ダイヤモンド工業は、東京ビッグサイトで開催されていた「SECURITY SHOW 2016」にて、監視カメラに画像鮮明化機能を搭載した「DS6V【画像鮮明化モデル】」などのデモ展示を行った。 昨今では、画像鮮明化技術へのニーズが高まっており、各メーカーがさまざまな形で画像鮮明化機能を有する製品を手がけているが、同製品では、監視カメラに画像鮮明化技術を組み込んでいる点が大きな特徴となる。従来なら別途専用の機材を必要としていたものをカメラ単体で画像鮮明化を実現。低照度環境下での夜間監視、濃霧や雨などの悪天候下での映像をリアルタイムかつ自動で鮮明化をする。 同社のブースでは、画像鮮明技術の効果を示すため、白濁した水をカメラの前に設置し、その先にある車のナンバープレートを撮影するというデモを実施。画面を左右で2分割して、画像鮮明化機能の作動時とそうでない時の映像を切り替えながら、鮮明化の様子を映し出していた。 カメラ自体は、フルHD対応で、画像鮮明化技術に関しては、MSVC(MDI Super Visual Clarifier)という同社独自の技術だという。 他にも同社のブースでは、フルHD監視カメラ「DZ5W【オールインワンモデル】」も展示。同製品は、設置の気軽さと通学路監視をコンセプトにしたモデルとなっており、簡単設置・簡単録画を可能にするmicroSDカード録画(録画機器不要)、低照度環境下での撮影(最低被写体照度0.01lx)、IP66&親水コートなどの特徴を有している。