JVCケンウッドは11日まで東京ビッグサイトで開催された「SECURITY SHOW2016」にて、インテリジェントビデオ解析システム「IVA」の展示を行った。 監視カメラ映像をリアルタイムに解析し、人物や車両など、対象の特徴をイベントメタデータで管理するシステム。具体的にできることとしては、人物検知、逆行&逆走検知、車両検索、置き去り&持ち去り検知、立ち入り禁止検知、人物検索、駐車禁止検知、人の動線記録、人の通行量のヒートマップ化など。防犯から、事故防止、マーケティングまで、さまざまな活用方法が想定されている。 人物検知では、顔の特徴などをはじめ、「青っぽい服を着ている人」といった設定条件でリアルタイム映像の中から検索が行える。車両検索では録画映像から「白色」「全長4m以下」とといった絞り込みを行うことができるので、事故や事件が起きた際には目撃情報などの手がかりを元に証拠映像などを検索することも可能だ。 また、侵入者の検知、線路などの危険なエリアへの侵入検知、物品の持ち去り&置き去り検知を行い、自動でアラートを管理者などに通知を行うといった機能も有している。マーケティング用途では、人の動線を記録したり、通行量や滞留状況などを分析することもできる。 システムはネットワークカメラと映像解析用サーバー、データ管理用サーバーにより構成されており、4月からの提供が予定されている。無線機やスマートフォンへの発報などが可能で、車番認証や顔認証など他のシステムとの連携にも対応する。