これでカギを使うことなく、アプリからドアの施錠、解錠ができる。アプリを起動すると、スマートフォンのロック画面のような画面が表示され、中央から左右にスワイプすることで、施錠、解錠ができる仕組みだ。また、「手ぶらで解錠」機能をオンにしておくと、登録したスマートフォンを持った状態でドアに近づくだけで自動的にロックが解除できる。深夜遅くに帰宅したときに鞄の中からカギを探すといった手間が省けるのだ。
■カギのシェアや解錠記録ができる。
「Qrio Smart Lock」が便利なのが、カギのシェアができることだ。「Qrio Smart Lock」はオーナーをひとり登録する仕組みだが、そのオーナーから、ゲストに対してカギを発行することができる。ゲストはこのカギを使ってロックを解除することができるのだ。アプリ画面からカギのシェアを実行すると、URLが発効される。このURLをメールなどで伝え、ゲストもアプリを導入することで、ゲストとキーがシェアできる仕組だ。家族それぞれにカギを発効するのはもちろん、日常的に家を訪れるベビーシッターやヘルパー、近所に住む親族などに、このキーを発行することで、いちいちカギを渡す必要がなくなるのだ。
このシェアしたカギには有効期限が設定できるため、イベントのときだけ来てもらう、期間限定で開け閉めできるようにするといった使い方もできるのだ。この方法は個人の家だけでなく、賃貸などの法人ニーズでも活用されているという。この法人の活用事例はまた別途紹介したい。
また、「Qrio Smart Lock」を導入するとドアの解錠、施錠の履歴がチェックできる。この機能を利用することで、家族やカギを持っているゲストの入退出が管理できるのだ。
■想像をはるかに超えて快適にロックの施錠解錠ができた!
「Qrio Smart Lock」を使ってみて思ったのが想像以上に便利だということだ。筆者は深夜遅くに帰宅することがあり、そのときはすでに施錠されている。そしてなんども、ドアの前で鞄の奥にあるカギを真っ暗ななかで探した経験がある。なかにはカギを持ち出すのを忘れて、寝ている奥さんを起こして開けてもらったこともあるのだ。
しかし、「Qrio Smart Lock」があればその心配はない。スマートフォンから簡単にロックを解除できるほか、近づくだけで自動的に空くようにもできる。また設定によっては、解錠後一定時間で自動的に施錠される仕組みも用意されており、カギのかけ忘れの心配もない。まさにスマートに出入りできるのだ。
協力:Qrio