オプテックスは8日、リズムプレシジョンベトナムに生産を委託し、同ベトナム工場で2月下旬より製品量産を開始することを発表した。 リズムプレシジョンベトナムは、時計や情報機器、電子部品などを製造する埼玉県に拠点を構えるリズム時計工業のグループ会社となる。 現在、同社では、中国(東莞)の自社工場と日本国内の協力工場での生産体制をとっているが、新たにベトナムにも生産拠点を持つことで、グローバルな供給体制の強化と、リスクヘッジを実現する。 ベトナム工場では、セキュリティセンサや自動ドアセンサ、FA用センサの一部を生産。また、ITを活用することで、ベトナム工場の生産状況を日本でもリアルタイムで把握できるといったシステムも構築中とのこと。 電気機械メーカー、自動車メーカーの多くで東南アジア諸国を拠点化(IPO/International Purchasing office)する流れや、アセアン経済共同体(AEC)の発足による地域経済の活性化なども見込まれており、そうした流れに対応するためにベトナムを選定したという。