Amazon Fire TVは、筆者が購入したスティック状の「Fire TV Stick」とセットボックスタイプの「Amazon Fire TV」がある。さらにStick版に音声認識リモコンを梱包した「Fire TV Stick音声認識リモコンセット」の3種類で売られている。形状が大きいAmazon Fire TVは有線LANにも対応している。接続にはHDMI対応のTVやディスプレイ機器、Wi-Fi環境など必要となる。またFire TVを利用するにはAmazon 会員になる必要があり、Amazonプライム(年3,900円)に加入していれば「プライムミュージック」で100万曲以上が聴き放題、「プライム・ビデオ」では一部が見放題とうたわれている。もちろん追加料金なしでの配達特典がつくほか、タイムセールなどAmazonの特典がうけられる。
TVにHDMI接続するだけで使えるFire TV Stick(4,980円:購入時の価格)は、付属品もシンプルで電源用のUSBケーブルが約1.5m、USB-ACアダプタ、HDMIの延長ケーブル(5cm)にマニュアルといたってシンプル。今時の化粧箱はオシャレ感あるAmazonカラーといったところ。接続は簡単だ。筆者の自宅は、あいにくTVのHDMIは埋まってしまっていたので、ものは試しとサラウンドスピーカーのYAMAHA YSPをHDMIハブとして接続。これも障害なく接続できたようだ。ロゴが表示され、初期設定へ移るのだが、言語で日本語を選びWi-Fi接続で自宅環境を選びパスワードを入力。するとすぐサービスがうけられるようになる。しかもAmazonで購入するとそのAmazon IDとパスワードが初期設定されているようだ。これは便利。
ゲームは対応機器も制限されているものもあり、確認してダウンロードする必要がある。より高画質、ハイパフォーマンスな3DゲームはAmazon Fire TV向けにだけ提供されている。またAmazonコインが用意されており、コインをあらかじめ購入しておき、課金に利用することもできる。もちろんAmazonサービスに登録したカード決済も利用できた。いくつかダウンロードしてみたが、片手操作でスマホゲームのようなものが多い。大画面で楽しむものはこれから出てくるのかもしれない。あくまでミニゲームといった感じがした。 《佐藤みつひろ》