米ネバダ州ラスベガスで現地時間の1月4日、米半導体メーカーNVIDIAのプレスカンファレンスが開催され、自動運転車用のCPU「NVIDIA DRIVE PX 2」が発表された。カンファレンスではNVIDIA共同設立者のジェンスン・フアン氏が登壇し、自動運転技術に用いられるニューラルネットワークを説明。「NVIDIA DRIVE PX 2」が搭載された自動運転車はニューラルネットワークに接続され、あらゆる交通状況を学習し安全性を高めていくのだという。自動運転車のAIは、車体に搭載された6台のカメラから車や歩行者、標識を判別する。さらには地形や交通状況をリアルタイムにマッピングし安全なルートの予測を可能にしている。「NVIDIA DRIVE PX 2」は、150台分のMacbook proと同等の性能を持ち、グラフィックス面では同社が提供しているグラフィックボード「TITAN X」を大きく上回る演算機能を持つとされる。グラフィックスの演算機能は、地形のリアルタイムマッピングやカメラ映像の自動判別など多くの機能に用いられる。