ソニーは10日、2016年3月をもって、ベータビデオカセットの出荷を終了することを発表した。マイクロMVカセットの出荷も終了する。 ベータビデオカセットは、家庭用ビデオ「ベータマックス」向けに1975年より生産をスタート。ピーク時の1984年度当時には、年間で約5,000万巻を出荷した。その後VHSとの市場競争、DVDメディアなどの移行を受け、「ベータマックス」機器の生産は2002年に終了した。 一方マイクロMVカセットは、デジタルビデオカメラ「マイクロMV」向けに生産されていたが、「マイクロMV」ビデオカメラの生産も2005年に終了している。 これにより、ソニーにおけるベータマックスフォーマットの記録メディア、およびマイクロMVフォーマットの記録メディアの出荷は、すべて終了することになる。なお、クリーニングテープの生産も終了する。