エンルートと日本電業工作が共同で、ドローン向けのワイヤレス充電システムの実用化に向けた共同開発を進めると発表した。受電装置は約30gで、小型ドローンへの搭載にも対応する。 ドローンは災害現場などの人が立ち入りにくいエリアでの活用が期待されているが、一方でそうした場所ではバッテリーの交換や充電が難しいことが運用上の課題となっていた。ワイヤレス充電システムは、こうした課題の解決策として注目されている。 共同開発では日本電業工作の開発した送電器・送電アンテナ・レクテナからなる受電装置パッケージ「MIRAC(ミラック)」を、エンルートの小型マルチコプターへと搭載。充電システムの実用化をめざす。また、従来5.8GHz帯を使用していたMIRACには、2.4GHz帯を使用するものを新たに追加する。 マイクロ波帯の共鳴結合方式を採用しており、送受電時の位置合わせの自由度を向上。横ズレ±10mmの範囲で、伝送効率80%以上を達成しているという。保管兼運搬用の機材を充電装置として利用し、充電時間は約60分。災害時の状況調査やインフラメンテナンスなどでの活用を想定している。 なお、同システムは10月14日から16日に東京ビッグサイトで行われる「東京エアロスペースシンポジウム2015」のエンルートのブースにて展示される。
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