いま話題となっている格安スマホを分かりやすく丁寧に解説する新連載「はじめての格安スマホ」。TSUTAYAを展開するCCCとフリービットによるMVNO・トーンモバイルのサービス面について取り上げた前回に続き、今回は実際にスマートフォン「TONE」を使ってみて感じたハンドリングレポートを紹介しよう。■シンプルに使えるスマホを追求した「TONE」 「TONE」はトーンモバイルのサービスにおけるリファレンスプロダクト。TSUTAYAが培ってきたエンターテインメント体験と、端末を自社開発できるフリービットのノウハウをベースに、安価でありながら高いパフォーマンスを追求した同社の自信作と呼べるモデルだ。現在のところトーンモバイルでは、このTONEを中心にサービスを展開している。 本機の購入方法や利用できるプランについては前回のレポートで説明しているので、本稿で詳細を繰り返すことはしないが、念のため概略だけ簡単に触れておきたい。 購入は全国に広がる16箇所のTONE取り扱い店舗、ならびにトーンモバイルのオンラインストアと専用電話で受付けている。本体価格は24,000円(税別)となり、このほかに容量無制限の“パケット使い放題”に通話基本料金を合わせた月額1,000円(税別)のベーシックな利用料金、無料で話せる相手以外にかけた電話の通話料がかかる。 また、3G音声通話など任意で付けられる別料金のオプションもいろいろと揃っているが、トーンモバイルの独自調査によればTONEユーザーの平均月額利用料金は1,700円ほどであるという。 TONEの料金プランのコンセプトでもある「シンプルさ」は端末にも反映されている。ホワイトの筐体には5.5インチの液晶を搭載。ラウンド処理のエッジに、リアパネルもフレーム側に緩やかな曲線を持たせた柔らかいデザインに仕上げた。 手に取った時の質感や持ちやすさも筆者としては好みだ。MVNO各社が取り扱う“格安スマホ”は今や端末もハイスペックでデザインも凝った機種が揃う時代。TONEのデザインも全く引けを取っていないと言えそうだ。 ハードウェアはOSにAndroid 4.2を採用。クアッドコアのCPUを搭載している。トーンモバイルではSIMカード単体での商品展開は行っておらず、TONEの場合も買ってすぐに使えるスマホとしての魅力を前面に訴求している。 モバイル通信はドコモのネットワーク回線を使う3G専用になるが、Wi-Fiは11b/g/n対応。外部記憶媒体にmicroSDカードが使え、内蔵バッテリーは2,500mAhとなっている。■カメラや音声通話の品質をチェック 今回は実機を借りてハンドリングを行った。本体に電源を入れると、独自の「スタイルUI」が立ち上がる。ホーム画面に並ぶアイコンは「調べる=インターネット検索」「ストア=Google PlayストアやTONEのオンラインストア」など、目的別にアイコンの名称を表示しているので、スマホ初心者にとっては迷わずに使えるデザインになっている。 アイコン一覧の下には頻繁に使うアプリを「ボタン」として9件まで登録できる。設定メニューの「スマホタッチを有効」にチェックを入れれば、アイコンやリンクはタップしただけで起動するが、反対にチェックを外すとそれぞれをしっかりと押し込む操作で起動するように変更もできる。シニア層の使い勝手がよく配慮されている。 ホーム画面はアイコンの隣に機能を表すテキストを並べてよりわかりやすくデザインした「シンプル(プレミアムエイジ)」や、子ども向けの「Teen」、標準的なAndroidスマホのホーム画面の全4種類から選べる。 「スマホタッチを有効」にした状態でタッチ操作のレスポンスをチェックしてみたが、とても俊敏でストレスがない。本体フロントパネルの下側にはタッチセンサー式の「ホーム/戻る/最近のアプリ」ボタンが揃っているが、これらは画面の右下にソフトキーとして表示させることも可能だ。
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