NTTドコモは25日、手元を見ずに操作できる文字入力アプリ「Move&Flick(ムーブアンドフリック)」を発表した。26日よりiOS版を無料で提供開始する。 「Move&Flick」は、特定のキーボタンを配置せず、画面の下段を「文字入力エリア」として大きく使用。画面を見なくても、文字入力エリア内であれば、どこからタッチを開始しても文字入力できるのが特徴となっている。 文字入力エリア内のタッチを行うと、そこに文字入力キーが表示され、その後続けて指を8方向のいずれかに2回スライドさせることで、ひらがな入力が可能となる。スライドさせて子音を選択し、子音を選択した位置から続けて同じように指をスライドして母音を選択する。 文字入力エリアの両サイドには、入力した文字を漢字変換する機能や、文字の入力が正確かどうかを確認するための文章読み上げ機能なども配置されている。 「Move&Flick」は、NTTサービスエボリューション研究所が、障がい者雇用を促進しているNTTグループ特例子会社のNTTクラルティの社員などの視覚障がい者の意見を反映して開発し、NTTドコモがサービス化したとのこと。これにより、従来方式ではキー位置の把握が難かった視覚障がい者などが、より容易に文字入力可能となる見込みだ。