メカニックデザイナーの大河原邦男がデザインした電気自動車「エクスマキナ」が、注目を集めている。エクスマキナは、アニメなどで活躍する大河原がリアルな電気自動車のためにデザインして実現したものだ。しかし、そこはやはりアイディアの豊かな大河原邦男である。自動車にはアームがつき、折りたため、さらに回転したり、コンテナが合体したりと、まさにアニメの中のメカが現実化したような、夢の乗り物だ。 エクスマキナは、もともと新潟県の自動車やIT関連の部品を製造する地域産業の活性化のために立ち上がったプロジェクトがきっかけになぅている。新潟ならではの独自の電気自動車ブランドを確立し、さらにその部品制作による地域活性化を狙っている。そのプロジェクト実現のために『機動戦士ガンダム』や『装甲機兵ボトムス』『ヤッターマン』などで活躍する大河原邦男に白羽の矢が立った。未来的な仕掛けを実現する。そんなアニメのような電気自動車が、実際にアニメになるかもしれない、そんなプロジェクトがこのほどスタートした。「エクスマキナ」のアニメ化に向けてのクラウドファンディングだ。クラウドファンディングでアニメ仕様車と短編パイロットアニメの制作費用の支援を呼びかけている。支援者に対するリターンはエクスマキナの開発資料や、制作したアニメ仕様車に試乗できる権利、さらに短編パイロットアニメにクレジットを載せる権利などバラエティに溢れれいる。今回のアニメ化プロジェクトについて、大河原邦男は次のようにコメントしている。「今までは、アニメの中だけのデザインに従事してきたので、本物のメカのデザインに携わることができて本当にうれしいです。」、「エクスマキナは、アニメで育った世代にとっては絶対に欲しくなるオモチャのような乗り物です。是非エクスマキナのアニメ化を応援してください!」とアピールする。また、「国の規制緩和に感謝ですね。今までだったらありえないことですから。」と、一連の「エクスマキナ」に関する取り組みの感想も語っている。このエクスマキナは、現在東京・上野の森美術館で開催中の「メカニックデザイナー大河原邦男展」にて展示されている。