宮城県東松島市と積水ハウスは、官民一体で進めてきた災害公営住宅「市営柳の目東住宅」を竣工し、8日より住民の入居が開始された。 災害に強いまちづくり「東松島スマート防災エコタウン」構築事業の一環となっており、2016年3月にシステム全体の稼働を目指している。「市営柳の目東住宅」は、東松島市が災害仮設住宅からの転居をサポートする事業として、積水ハウスが企画設計から建築まで一貫して請け負った災害公営住宅で、「東松島スマート防災エコタウン」構築事業に含まれるものとなっている。 「東松島スマート防災エコタウン」の防災面での最大の特徴は、災害公営住宅エリアと病院や公共施設に太陽光発電での自営線による電力供給を行い、不足分も電力会社から一括受電することで、エリア内でのエネルギーの地産地消を実現するシステムを採用している点。系統電力が遮断して停電した場合でも、3日間は通常の電力供給が可能となっている。