マイクロソフトは30日、Windows 10システム用の更新プログラム「KB3074683」を公開した。Windows Updateにより、適用が可能となっている。 「KB3074683」は、Internet Explorer上のAdobe Flash Playerの脆弱性(CVE-2015-5122、CVE-2015-5123)などに対応するための更新プログラムだ。この脆弱性が悪用されると、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンが制御される可能性がある。すでに日本でも、この脆弱性を使った攻撃が確認されており、アドビからは修正プログラムの提供が行われている。 Internet Explorerでは、Windows 8以降、Flash Playerの機構が統合されており、Adobe Flash Player単独でのアップデートはできない。そのため、マイクロソフトの更新プログラムの適用が必須となっている。今回の「KB3074683」は、最新版OS「Windows 10」においての適用を行うものだ。Windows 10には、Windows 8と同じく、Internet Explorer 11が搭載されている。 Windows10では通常、自動更新が有効になっているので、この更新プログラムは自動的にダウンロードおよびインストールされるとのこと。なお、「KB3074683」では、Adobe Flash Playerの脆弱性のほか、Windows Installerサービスの脆弱性、Microsoftフォントドライバーの脆弱性への対策が行われている。
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