国土交通省は、奈良市域交通圏、広島交通圏、大分市がタクシーの営業台数を減車する特定地域に指定すると発表した。国土交通大臣が今年6月2日付けで運輸審議会に対してタクシー事業に関する特定地域として諮問していたうち、奈良市域交通圏、広島交通圏、大分市のタクシーの供給量が過剰であり、特定地域として指定することが適当との結論に達し、国土交通大臣に答申した。同じく諮問のあった神戸市域交通圏は、審議を継続することにした。これを受けて国交省は、奈良市域交通圏、広島交通圏、大分市を特定地域として指定した。期間は今年7月1日から2018年6月30日まで。特定地域では指定期間中、タクシー事業の新規参入や増車ができなくなり、既存の事業者はタクシーの計画的な減車を強制される。