グーグル(Google)が、交通事故による死者ゼロを目標に、早期の実用化を進めている自動運転車(ロボットカー)。同社が、自社開発の自動運転車の公道テストを開始する。これは5月15日、グーグルが明らかにしたもの。同社は、「今夏から、米国カリフォルニア州のマウンテンビューの公道で、自社開発の自動運転車の公道テストを開始する」と発表している。従来、グーグルの自動運転車の公道テストは、トヨタ『プリウス』、レスサス『RX』など、他の自動車メーカーの車両をベースに開発されたプロトタイプを使って行われてきた。次なる段階として、自社開発車による公道テストに乗り出す。グーグルは2014年5月、自社開発した自動運転車のプロトタイプ車を発表。2名乗りの小型車で、乗員の前にステアリングホイール(ハンドル)はなく、アクセルとブレーキペダルも未装備。発進と停止のボタンがあるだけで、ソフトウエアとセンサーによって、車両は完全に自動制御される。今回、グーグルが公開した最新のプロトタイプ車は、2014年12月に発表された車両。2014年5月の車両と比べて、ボディカラーやルーフ上のレーザーセンサーなどが、変更を受けているのが見て取れる。
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