日本郵便は15日、東京ビッグサイトで開催された「Japan IT Week 春 2015」にブースを出展。4月9日から提供している配送サービス「はこぽす」に関する展示を行った。 「はこぽす」とは、郵便局の前に設置したロッカーで、楽天市場で通販した荷物が受け取れるサービス。留守がちの家では再配送を繰り返すようなシーンもあったが、24時間アクセスできるロッカーなら、自分の好きなタイミングで荷物を受け取ることが可能。配達の人間を家にあげなくて済むため、女性の一人暮らしなどには好評だという。 なお、サービス利用時間の傾向としては、受け取りは主に深夜帯が中心となっているとのこと。再配達は20時や21時で終わるため、それ以降に帰宅するようなユーザーであれば、週末に再配達を依頼するより早いタイミングで荷物が受け取ることができる。 日本郵便ではコンビニや郵便局の窓口で荷物を受け取れるサービスも行っているが、状況によっては「はこぽす」の方が、荷物の受け渡しがスムーズに行えるという。レジや窓口に並ぶ必要がなく、職員が荷物を探しに行くための待ち時間もかからないのは、大きなメリットといえるだろう。 「はこぽす」では、現在都内25ヵ所の郵便局にロッカーを設置しているが、今後は実験的に地域を限定しながら、その数を増やしていく予定。ロッカーは縦一列から設置できるため、小さな郵便局などでも、スペースにあわせた展開が可能となる。ただ、ロッカーがすべて埋まっている場合には、荷物を郵便局で保管し、空き次第入れる仕組みになるようだ。