ソニーモバイルがAndroidスマートフォンの新しいフラグシップモデル「Xperia Z4」を発表した。国内キャリアによる取り扱いに関するアナウンスはまだないが、発売時期は夏以降になりそうだ。 これまでのフラグシップ「Z」シリーズ同様、グローバルモデルとして世界各地域で展開されるが、その詳細は本日時点では明らかにされていない。■完成度を高めた本体デザイン OSにはAndroid 5.0を採用。CPUは64bitオクタコアプロセッサがシリーズとして初めて搭載された。処理スピードはZ3との比較で2倍ほど上昇しているという。 LTEはカテゴリー6対応で、ドコモやKDDIのLTE-Advancedのキャリアアグリゲーション技術による225Mbpsの高速通信サービスにも対応できる。Wi-FiはZ3で非対応だったMIMOをサポートした。 ディスプレイサイズは約5.2インチで、解像度はフルHDとZ3から変更はない。X-Reality for mobileによる高精細で明るく色彩感豊かな画面表示や、外光視認性の向上などを図った。 これまでのZシリーズから続く“オムニバランスデザイン”を継承。「Perfection(完璧)」を追求したフォルムは、アルミニウムとガラスの素材感を最大限に活かしながら、特にサイドのアルミフレームはシボ加工を残し、光沢処理を加えて輝き感をアップ。Z2、Z3ではマットコーティング処理としていたフレームに比べるとファーストインプレッションの表情がだいぶ違ってみえるかもしれない。 フレームの四隅は輝き感を高めるため、着色した樹脂の上に透明な樹脂を重ねるという新たな手の込んだ加工法で仕上げている。使い込むうちに傷が付いても輝きと色味が失われないための工夫でもあるそうだ。 本体はよりいっそうの薄さと軽さを追求。Z3に比べると、薄さは約7.3mmから約6.9mmへ、質量も約152gから約144gにそれぞれコンパクト化された。横幅についても0.5mmほどスリムになっている。 Z3まではオプションの専用ドックに立てて使うためのマグネットチャージピンをフレームのサイド側に設けていたが、これを本体ボトムのmicroUSB端子に集約。さらにXperia Z4 Tabletから採用が始まった「キャップレス防水USB」により、防水性を高めながら余分なパーツを廃してすっきりとしたデザインに仕上げている。 SIMカードの形状はnanoSIM。フレームのサイド側キャップを開けるとスロットが1基しか設けられていないが、microSDカードと一つのトレイに集約したことで外装デザインをよりシンプルに仕上げている。反面、カメラやオーディオのための記憶媒体としてSDカードを頻繁に交換しながら使うユーザーにとっては、都度SIMカードの出し入れによる本体の再起動が発生してしまう煩わしさは感じてしまうかもしれない。 カラーバリエーションはブラック、カッパー、ホワイトにアクアグリーンの4色。グリーン系の色はZ3のシルバーグリーンが入れ替わり、淡いスカイブルーとグリーンの中間のような爽やかな色合いのグリーンに変更されている。カッパーのモデルはサイドフレームも光沢のカッパーに統一。ホワイトやアクアグリーンのサイドフレームにも、わずかにシャンパンゴールドのような色味を付けて、メタルパーツにはどことなくジュエリーっぽい風合いを加えている。
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