富士フイルムは9日、4Kカメラに対応したポータブルタイプの放送用ズームレンズを7月に発売すると発表した。 「FUJINON UA22x8」は、最大22倍ズームが可能な8-176mmのズームレンズで、4Kカメラに対応する。重さは2.55kgと軽量で、持ち運びを想定したレンズとなる。 レンズ制御には高解像度&高コントラストの撮影を可能にする「フローティングフォーカス方式」を採用。レンズには富士フイルム独自の多層コーティング処理「HT-EBC」(High Transmittance Electron BeamCoating)が施され、透過率や色再現性が従来製品よりも向上しているという。 また、高解像度カメラではピントをシビアに求められるが、「フォーカスデマンド」を搭載することで高精度なフォーカス調整を可能にしている。 富士フイルムによると、2/3インチセンサー搭載の放送用4Kカメラに対応した、光学性能を備えるポータブルタイプ放送用ズームレンズの発売は世界初。軽量、コンパクトな設計を生かし、屋内外での番組制作や報道現場での撮影に向く。サイズは直径110×全長241.5mm。重さ2.55kg。