セキュリティ関連機器を扱う企業の多くは、ショールームを持っていることが多いが、基本的に一般に開放していることが少なく、エンドユーザーはなかなか見に行くチャンスがないのが実情……。そこで本連載では、一般のエンドユーザーに代わって企業のショールームを訪問し、各企業の特長や技術を紹介していきたい。 第2回は、業務用音響機器から防犯カメラなどのセキュリティ機器まで扱う、TOA(ティーオーエー)の神戸市中央区の本社内にあるショールームだ。TOAのショールームは、基本的には取引先との商談や社内の研修用に使われることが多く、一般の見学は、学校の社会見学などで要望があった場合にしか開放していない。広さは250平米ほどあり、TOAが扱う各種製品を体感しながら見学できる構成になっている。 防犯カメラ、監視カメラなどのセキュリティ関連のゾーンはショールームの一番奥にあり、セキュリティショー2015にも出展していた「タウンレコーダー」(屋外ドームカメラ一体型レコーダー)のデモ展示を始め、各カメラの映像を確認できるデモ展示、従来のアナログ画像とハイビジョンの違いを比較できるデモ展示が行われている。