家電メーカーフィリップスはSXSW2015のオフィシャルスポンサーであり、オースティン内の数ヵ所にブースを展開している。特に、今年から始まったヘルステクノロジーのメインスポンサーであり、健康をテーマにしたセッションなどもおこなっている。 メイン会場のオースティンコンベンションセンターでは、ウェアラブルデバイスから得たデータをクラウドで管理、医者へのエスカレーションを行うプラットフォームの紹介をおこなっていた。展示されていたのはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)患者向けのプラットフォームで、パッチ型のウェアラブルデバイスを胸に貼り、常に呼吸器系などをトラッキングする「eケア」と呼ばれる仕組み。医者にもデータが提供され、リアルタイムで患者の状態を把握できる。現在はプロトタイプだそうだが、様々な疾患にも活用可能そうだ。開発者向けのSDKの紹介もおこなわれていた。 また来場者に対して充電スポットのサービスや自社商品を使ったヘルシーなミックスジュース、ノンフライヤーで作った軽食を振舞った。更にSXSWの開催に先立ってサンフランシスコで行われたハッカソンにて1位となったMedifishというアプリの紹介がモニターで行われ、フィリップスのヘルスケア、医療分野への取り組みの本気度か感じられた。 コンベンションセンター近隣の道路に作られた特設ブースではメイン会場と同様、ミックスジュースやノンフライヤーで作った軽食を配布。ヘルシーな食生活を促すことがメインで道行く人の多くはかなり興味があるようだった。 いずれもヘルスケア分野にスコープをあて、そのプラットフォームを展開しようとするフィリップスの姿勢が現れる展示であった。テクノロジーの進化が家電をより便利にするだけでなく、その先により人のためになる家電、企業のポリシーをも反映する家電の進化を感じ取れた。
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