今回発表された2機種のVAIOはいずれもシリーズの顔になるフラグシップモデルだ。関取氏は「その品質に自ら責任を持つために“Made in AZUMINO JAPAN”をコンセプトに掲げながら、全社スタッフで作り上げる。ものづくりの常識を“過程”から変えることにも挑戦した。これからはメーカーが一方的にものをつくって売るのではなく、ユーザーと一緒につくる“共創”というスタンスを追求したい。その表明が、14年10月に開発段階にVAIO Prototype Tablet PCを一般に公開して、クリエイターの皆様に使っていただきながらフィードバックを元に作り上げてきたVAIO Z Canvasそのもの。これからのVAIOは“顧客視点”ではなく、一人ひとりのお客様に目を向けた“個客視点”により、ユーザーが本当に必要な製品をつくることに邁進していきたい」と力を込めて語る。