ドライブ途中でコンビニに寄るとき、休憩がてらWi-Fiに接続したくなることがある。接続制限を気にせずに使えるのは、やはりWi-Fiに限るからだ。 しかし、コンビニのWi-Fiはいったいどれくらいのスピードがでるのだろうか? 筆者は週末、都心から車で約1時間半、東京都内でありながら自然が多い西多摩郡日の出町のつるつる温泉に向かった。つるつる温泉は、今時のスーパー銭湯のように種類は多くないが、食事兼休憩どころの大広間や食堂は完備されている。ハイキングや山登りをする人も利用するようだ。 まず、つるつる温泉へ行く途中でセブンイレブン(かやくぼ交差点)で買い物をし腹ごしらえをし、ついでにWi-Fi接続を試みた。結果は以下の通り。使用端末はKDDIのGALAXY NOTE 3。テストにはスマートフォン回線速度測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を使った。1回目 下り 4.55Mbps/上り 4.75Mbps2回目 下り 6.91Mbps/上り 3.80Mbps3回目 下り 3.42Mbps/上り 2.85Mbps セブンイレブンのWi-Fiは7SPOTと呼ばれ、デニーズなどセブン&アイグループの店舗で提供されている。登録が必要で、1日3回、1回60分まで利用が可能だ。この制限をなんとかもっと緩くしてほしいものである。上記の結果は、駐車場に止めた車内からアクセスした結果だ。はっきり言って、もう少し速度がでているかと思った。とても10Mbpsを超えることはなかった。 つるつる温泉ではWi-Fiがないため、LTEに接続して計測となった。その結果が以下だ。1回目 下り 59.24Mbps/上り 11.02Mbps2回目 下り 59.25Mbps/上り 12.96Mbps3回目 下り 59.18Mbps/上り 11.14Mbps これくらいでていれば快適で不満はない。しかし、コンビニのWi-Fiの速度の低さと今は標準となっているLTEの速度の差を改めて思い知らされる。本来であれば、Wi-Fiこそもっと速度がでて良いはずである。セブンイレブンならばユーザーが多くてひっ迫しているということもないだろう。しかし、その先のインフラが問題なのだろう。 さて、帰宅時はちょっと寄り道をして、あきる野まで足をのばす。再び武蔵五日駅前のセブンイレブンでテスト。2回目の上り速度が10Mbpsを超えたが不安定だった。1回目 下り 3.16Mbps/上り 3.68Mbps2回目 下り 7.72Mbps/上り 10.81Mbps3回目 下り 3.98Mbps/上り 4.65Mbps まだ2店舗目でありながらコンビニのWi-Fiは5Mbps以下という感覚が身についてくる。 東京都下には有名な風情ある懐石料理の店がある。あきる野市の秋川渓谷にある「黒茶屋」という店も知る人ぞ知る懐石料理店だ。つるつる温泉から武蔵五日市方面に車を走らせ、さらに進むと5分ほどで黒茶屋の看板が登場する。ここの駐車場で計測した結果が以下である。はっきり言って、秋川渓谷近くでも、この速度がでていたのは驚きだった。1回目 下り 51.70Mbps/上り 3.46Mbps2回目 下り 45.98Mbps/上り 4.06Mbps3回目 下り 60.25Mbps/上り 7.80Mbps ちなみに、この黒茶屋の近くのファミリーマートのWi-Fiでは次のような結果に。セブンイレブンよりは多少速いという印象だろうか?1回目 下り 9.77Mbps/上り 10.76Mbps2回目 下り 1.94Mbps/上り 11.48Mbps3回目 下り 12.77Mbps/上り 11.91Mbps