オーディックスは、5・6日にパシフィコ横浜で開催された「第19回 震災対策技術展 横浜」にて、業務ユースを想定したドライブレコーダーシステム「カレントモーション・プロ」を展示した。 最大の特徴は、クルマに取り付けたカメラの映像をリアルタイムで管理用のパソコンから視聴できる点だ。システムは、カメラを最大4台まで接続可能な車載端末、カメラ、管理用パソコン、クラウドサーバで構成されている。 例えば路線バスに本システムを設置すると、事故やトラブル、災害があった場合でも、運行本部がGPSによる現在地とカメラを通してリアルタイムで車内や現場の状況を把握が可能。映像だけでなく、音声保存機能もある。大災害やバスジャックなどの非常時に車両が孤立した場合でも、救助・支援につながる情報が得られる。 また、非常時の運用だけにとどまらず、営業車の配車システムとして使ったり、渋滞情報の共有も行えるので、業務の効率化を図れる。本システムは、管理用のパソコンを1サーバにつき、最大600台まで運用可能。それ以上の数で運用する場合はサーバの増設で対応する。 ドライブレコーダーで撮影した映像は、車載端末のHDDに保存を行い、オプションで管理用のパソコンに保存することも可能だ。その他、カメラのチルト&パンの操作、各車両のスピード監視なども行える。