米国のエンタープライズビデオ大手であるQumu(クム)は6日、日本・アジア市場に2月から本格参入することを発表した。同社は昨年すでに、100%出資の日本法人クムジャパンを設立している。 Qumuは、社内広報・教育・研修など、企業の従業員向け動画(エンタープライズビデオ)を手掛ける企業。社員自身による簡単なビデオの制作から大規模配信までのトータルソリューションを提供しており、PowerPointとの連動、音声認識による検索などの、業務向け機能にも対応する。 日本には、広告動画を主としたサービス提供企業はあるが、社内向けに特化したエンタープライズビデオの競合企業は少なく、普及が見込めるとして参入に踏み切った。今後は、国内大手ITプロバイダによるパートナー販売を主軸に、直接販売を実施予定。またエンタープライズビデオの情報発信サイト「Enterprise Video Insight」も公開する。