東京ハイヤー・タクシー協会は1月28日、東京最大のタクシー共通配車アプリ「スマホdeタッくん」の機能強化と、外国人向け英語版スマホdeタッくん「Tokyo Taxi Association-TAKKUN」の世界同時リリースを発表。同サービス対応車両は1万1000台(シェア55%)となる。 「スマホdeタッくん」は、東京23区・武蔵野市・三鷹市エリアのタクシー無線グループ8社が参加するリアルタイム位置情報管理システムで、「世界最大級規模の配車システム」(同会)という。 同サービスを導入する参加社は、日本交通、大和自動車、共同無線、グリーンキャブ、日の丸自動車、EM無線、チェッカー無線(合計約9600台)と、今後対応する帝都タクシー、チェッカー無線(全車両)の8社。「2015年3月には約1万1000台で利用できる」という。 今回の機能強化は、車両選択機能の追加、空車表示の追加、ユーザーインターフェース改善の3点。ユーザーの好みにあうタクシーの色、エコカーなどが選択できる機能が追加され、操作性を向上させた。カラー選択は、各タクシー無線グループの標準色に加え、黒の車両指定が可能。また、増加傾向にあるハイブリッド車両などのエコカーをチョイスすることもできる。 さらに、乗車マーカー(乗りたい位置)を中心に半径1km 圏内の空車のタクシーを「タッくんアイコン」で近い順に最大10 件表示。この機能により、ユーザーは、アプリからタクシーを注文する前に、タクシーが配車されやすい状況かどうかを事前に把握できるようになる。 いっぽう、世界同時リリースの英語版「Tokyo Taxi Association-TAKKUN」は、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えたインバウンド向けとして展開。同会は今後、O2O(Online to Offline)施策として iBeaconを活用したビジネス展開なども検討していくという。
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