日本電産が発表した2014年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、税引前四半期純利益が前年同期比30.0%増の813億円と過去最高となった。売上高は同16.6%増の7537億円と過去最高となった。車載事業で、日本電産サンキョーシーエムアイと日本電産エレシスの連結2社が増えたのに加え、新機種量産開始、為替換算の影響で大幅増収となった。精密小型モータ事業、機器装置事業なども好調だった。収益でも増収などの効果で、営業利益は同30.5%増の807億円と過去最高。純利益も同34.8%増の580億円と過去最高となった。第3四半期までの業績が想定以上に好調なため、通期業績見通しを上方修正した。売上高は前回予想より400億円増の1兆円となる見通し。営業利益は50億円増の1100億円、税引前純利益が50億円増の1080億円、純利益が60億円増の750億円を予想する。