■どこに耳を当てても相手の音声を聞き取れる「スマートソニックレシーバー」 カメラは、メインカメラが約800万画素、インカメラが約200万画素で、HDR撮影にも対応している。動画はフルHDサイズ(1920×1080ピクセル)で撮影できる。 音声通話に関しては、京セラオリジナルの「スマートソニックレシーバー」が搭載され、スマホ端末のディスプレイ面を耳にしっかり押し当てて通話することで、雑踏の中でも相手の音声がはっきり聞き取れる。写真でご覧頂くと分かる通り、端末表面にスピーカー穴(受話口)が見当たらない。他社のスマホでは、この受話口が耳とずれると相手の音声が聞こえづらくなるが、「スマートソニックレシーバー」搭載機ではディスプレイ面そのものがスピーカーになっており、どこに耳を当ててもはっきりと相手の音声を聞き取ることができる。 その他のスペックとしては、バッテリーは2,000mAhで、連続通話時間は約1,130分、連続待受時間はLTE圏内で約460時間、LTE圏外では約540時間。OSはAndroid 4.4(KitKat)、CPUはクアルコムのSnapdragon 400シリーズのMSM8926で1.2GHzのクアッドコア。ディスプレイは約4.5インチのqHD TFT液晶(960×540ドット)となっている。 ディスプレイは非常に明るく、そしてコントラストも明確で視認性が良い。ディスプレイ上の操作感もじつに軽快だ。また筆者はすでに老眼気味のため、4.5インチクラスのスマホの場合、メーカーによってはディスプレイ上の文字が非常に読みづらかったりすることがあるが、LUCEでははっきりと文字が読み取れた。このあたりは、国産メーカー各社の中でもとくにユニバーサルデザインにこだわってきたメーカーとしての印象が強い同社だけに、LUCEにもその思想が引き継がれているものと感じた。 ところで、端末に標準で搭載されている書体が読みやすく、また美しいと感じたのだが、調べてみたら出版業界関係者なら知る人ぞ知るモリサワ製の新ゴという書体を採用していた。国産モデルだからこそ、表示する日本語の書体にもこだわっているところに、少々嬉しさを感じた。 mineoは当初、SIMフリー版のiPhoneでも利用ができたが、iOS8以降では対応できなくなるというトラブルもあり、つまらぬところで苦戦を強いられていた印象もあった。しかし、ユーザーサポートには今後も力を入れていくようで、13日にmineoとユーザーをつなぐコミュニティサイト「マイネ王」を開設したほか、2月1日からは月額利用料の引き下げや大容量通信時の通信速度制限の撤廃などを行う。安価ながらもこれだけ高品質な国産モデル「LUCE」というキラー端末が投入されたことで、改めてmineoのサービスが注目されそうだ。
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