【6月】●【WWDC 2014】アップル、iOS 8を発表……メッセージや写真保存に新機能●ソフトバンク「スマ放題」も月額2,700円に……7月1日より提供開始●格安/低価格SIMサービス、認知度が5割超え……シェアトップはOCN 夏の新型iPhone発表に先駆け、アップルが「iOS 8」を発表。ユーザーの期待を集めた。これにあわせ、ソフトバンクをはじめ、日本の通信事業者も、さまざまなプランや施策を打ち出した。一方で、今年業界の台風の目となった「SIM」の認知度が、いよいよ5割を超えた。【7月】●ワイヤレスゲート、業界最安値の格安SIMカードを発表……税込で月480円から●ベネッセコーポレーション、顧客情報2000万件以上が漏えいの恐れ●毎日の生活でTポイントが貯まる!……ソフトバンクと提携開始 ベネッセからの顧客情報流出は、IT業界、教育業界にとどまわらず、幅広い範囲で影響を与えた。一般ユーザーにはあらためて個人情報をどこまで企業に渡していいものか、悩みが深くなったといえる。【8月】●STAP細胞論文共著者・笹井芳樹氏が死去……理研がコメント●Twitterでマイケル・ジャクソンの新作ビデオが世界初公開●ドコモのコミケ電波強化対策、『RAIL WARS!』移動基地局車を設置 8月と言えば夏コミ。ここ数年、通信事業者もさまざまな趣向をこらして協力するようになっている。単に技術的な支援でなく、基地局車のラッピングや、コスプレしたスタッフの参加などでイベントを盛り上げているのがほほえましい。【9月】●国内のネットバンキング不正送金、上半期だけで18億円を超える●NTT・NEC・富士通、超高速光伝送実験に成功……従来の光ファイバのまま伝送量4倍に●NTTぷらら、通信容量制限なしで月額2,980円のLTEプランを提供へ サードパーティのSIMサービスで、「通信容量制限なし」を打ち出したNTTぷらら。通信速度やつながりやすさなども考慮しなければならないが、月額2980円で制限なしということで、熱い支持を集め、SIMサービスへの一般からの注目度を引き上げる結果となった。【10月】●マイクロソフト、次期OSは「Windows 10」……Windows 9は登場せず(動画)●日本マイクロソフト、一般向け・個人向けに「Office 365」販売開始●NTTぷらら、日本初となる4Kによる商用映像サービスをスタート! マイクロソフトが次期OSを発表。Windows 8の次は、Windows 9ではなく「Windows 10」となった。これは「Windows 95」「Windows 98」とのまぎらわしさを避けたため、という噂が流れたが、真偽の程は明らかになっていない。【11月】●ドコモ、固定回線とのセット割「ドコモ光」発表●Tカードで電子マネーを使える「Tマネー」開始●東京の地下鉄143駅、訪日外国人向けに無料Wi‐Fiを提供へ ドコモが、固定回線とモバイルのセット割「ドコモ光」を発表した。NTTグループでのセット割には他社からの反発も大きかったため、ついに、という感がある。そろそろ通信事業者各社の割引プランも、頭打ちになってきたが、今後新しい方策が出てくるのだろうか? いずれにせよユーザーが喜べるものを提供してほしい。【12月】●はやぶさ2、打ち上げ成功!2020年に帰還予定●au VoLTE、12月12日よりスタート……対応機種やフェムトセルが発売●KDDI、「UQ mobile」ブランドで格安スマホに参入……通信プランは2GBが月980円より そして12月。KDDIがドコモやMVNOへの対抗策として、いよいよ格安スマホを販売することを発表した。通信プランも2GBで980円と、各社の格安サービスに充分比肩しうる内容だ。ここでも、通信事業者とMVNOの領域が混然となってきた。