ジュピターテレコム(J:COM)とSCSK、日本アイ・ビー・エムは17日、J:COMの電力ビジネスを拡大させる新たなエネルギー・マネジメントシステム(EMS)の構築を開始したことを発表した。 J:COMは、2012年12月から集合住宅向けに電力一括受電サービス「J:COM電力」を開始し、2013年8月には電力一括受電事業を手がけるアイピー・パワーシステムズ(IPPS)を子会社化するなど、電力サービスの取組みを強化している。そして、2015年2月からは、マンション向けエネルギー管理支援サービス「エコレポ」を開始する予定となっている。 新システムは、一部機能が「エコレポ」に利用される。またエネルギーデータを活用できるマネジメント・システムも構築し、さまざまなサービス展開を図る。 今回J:COMが採用した日本IBMのエネルギー・マネジメント基盤は、仕様の異なる複数のHEMSやBEMS等の機器のデータを収集できるシステムとなる。これにより、J:COMは、機器メーカー等に関わらず柔軟にエネルギー・マネジメントシステムのデータを一元的に収集・管理できるようになる見込みだ。なおSCSKは、J:COMの高圧一括受電向け電力料金計算システムと、日本IBMのエネルギー・マネジメント基盤の連携を担当する。