「黒子のバスケ」「ハイキュー!!」などの人気作品に携わるアニメーター・黒岩裕美氏が、作画業務を請け負っている作品に関する愚痴や、性的なニュアンスのあるイラストを、自身のTwitterに投稿していることが発覚。各作品のファンから抗議を受け炎上し、作画業務を発注していたアニメ制作会社が26日、謝罪のうえ、黒岩氏に今後業務発注を行わない旨を発表した。 黒岩氏は、さまざまなアニメで作画監督を任されるほどのキャリアの持ち主。ところが、作画を担当している作品「黒子のバスケ」に対して、「考えてみたら、私の黒子のバスケの好きな処って緑間くんしかない……!?」「アー。くろこっちの設定失くした。よし、記憶を頼りに描こう。もともとイレギュラーな感じだったし、もはやなくてもいいような感じだったし……」などと、投げやりな発言を連発。 また、同じく担当していた作品「ハイキュー!!」の男性キャラクターらの裸体や、体を密着させている姿の描いたイラストを公開しており、そのようなイラストを使った二次創作物の作成、および販売をにおわせるコメントもしていた。 この事態に、黒岩氏に作画業務を発注していたアニメ制作会社Production I.Gは、公式サイトにて謝罪文を公表。本人への聴取の結果、無許可の二次創作物の作成、および販売の事実はなかったとしながらも、不適切発言・画像の掲載は確認したとして、黒岩氏にTwitterアカウントの削除要請と厳重注意を行ったうえ、今後は作画の業務発注をしないことを表明した。また、黒岩氏の不適切投稿をリツイートした社員に対しても、厳正な処分をするという。