日本電気(NEC)は17日、現行のスーパーコンピュータ「SX-ACE」の後継機となる次世代ベクトルマシンの開発を開始したことを発表した。 次世代ベクトルマシンは、現行機と比較し、ラックあたり10倍以上の性能、システム最大性能100倍以上となる数十ペタフロップスクラスの処理性能向上を目指す。発売は2017年となる見込みだ。 さらなる省電力・省スペース化にも取り組み、現行機と比較して消費電力を10分の1以下、設置面積を30分の1以下に抑えるという。これにより、従来必要だった会議室程度のスペースが、事務机程度のスペースとなる。 また次世代ベクトルマシンは、ビッグデータ市場での利用拡大を想定し、幅広い性能レンジのラインアップが提供される予定だ。