2014年9月に神戸市で起きた女児殺害事件では、防犯カメラの映像が容疑者逮捕に繋がった。兵庫県の井戸敏三知事は、事件後に県議会での質疑の際に、現在の防犯カメラ助成施策を更に拡充する方針を明らかにしている。 兵庫県ではすでに2010年から防犯カメラ設置への助成を行っており、条件を満たした地域団体には、1か所あたり8万円の助成金を支給している。 2013年末までに700か所を超える設置が行われたが、2014年度は募集期間の2か月間で、募集数の2倍となる約400か所から応募が行われていた。 防犯カメラ設置施策の拡充によって、犯罪自体の抑止はもちろん、事件が起きた場合でも早期の手配、そして解決などが期待される。