現在、グローバル市場では、モバイル、ソーシャル、クラウド、ビッグデータの4つがキーとなっているが、これらの支える技術に仮想化をベースとしたSDx(Software Defined ~)がある。ネットワーク、ストレージ、データセンターなど、前述4つのキーワードに深く関わる技術が、ソフトウェアによって抽象化レベルを上げ、さまざまな業務にイノベーションをもたらそうとしている。
レッドハットがこの戦略でこだわっているのは、クラウドの共通基盤であるOpenStackと、DevOpsなど新しい開発環境・サービスプラットフォームとして注目されるOpenShiftだ。根底にはエンタープライズ向けLinuxでスタンダートとなるRHEL7(Red Hat Enterprise Linux 7)によるOS基盤があるが、パブリック、プライベートの別なくクラウドを利用、統合できるIaaS基盤として同社が強くコミットしているオープンソース スタンダードにOpenStackがある。現在では、その上位のPaaS基盤としてOpenShiftを提唱している。